成功だけなじゃない海外挑戦
皆さんこんにちは!聖矢です。
2020年ももう終わりですね。今年を振り返ってみる本当にいろんなことが起こりましたがそれはまた後日ブログに書きたいと思います。
さて、僕は海外挑戦をしてからいろんなことを経験してきました。
プロサッカー選手に、海外挑戦に、みんなそれぞれ夢を描いている人も少なくないと思います。
というかほとんどの人がそうだと思います。
常識が常識じゃない
相談する相手を間違えるな
確かに海外挑戦をしてプロ契約を勝ち取れば良いことは多いです。
物価の安い国でそれなりの給料をもらえればプール、ジム付きの高級マンションに住んで良い生活ができるでしょう。
ですが良いところばかりを配信することは僕は嫌いです。
日本とは違い海外挑戦には多くのリスクがあることを理解してほしいしそれを分かった上でも海外挑戦したいという気持ちがなければ海外で成功することはないでしょう。
ここで前もって言いておきたいのがこの記事はあくまでまだ海外挑戦したことないほとや海外1年目の人がわかっておいてほしいことです。
まずぶち当たるのが常識が通用しないということでしょうか。
もちろん、言葉の壁や文化の違いなどは皆さん予想できる範囲のことだと思いますが常識の部分についてはなかなか難しいと思います。
なぜならこれは実際に海外挑戦して自分の肌で感じなければわからないことだからです。
いくら海外挑戦する前に自チームの監督や知り合いに相談したところでその人が海外に行ったことのない人だったら相談しても良い返事は返ってきません。というか意味ないでしょう。
ましてや人の感じ方というのは1人1人違います。
例えば
同じ先生に教わっていてもある選手はその先生を”怖くて威厳のある人”と言うがある選手は”優しくて包容力のある人”と答えるでしょう。
これは誰が正しくて誰が合っているというのではなく価値観の違いなんです。
だからこそ海外挑戦するならまず相談するのは海外挑戦をしている人に限ります。
それを踏まえてもその人が感じる海外と自分が感じる海外は全く別のものになると思います。
自分の常識は通用しない
まず僕が驚いたのはレストランに行った時です。
入ってから席についてメニューを渡された瞬間から横で注文はまだ?と言わんばかりにプレッシャーをかけてくる。
いやいや、今見始めたばっかだよーと思いながら急いで注文。
食事が運ばれてくると、「ガシャン!」とお皿を置かれてびっくりする俺。。。機嫌悪いのかな?って思ってびびる。
恐る恐る「おしぼりありますか?」と聞くと「あぁ?」と可愛らしい女性のウエイトレスさんが聞き返してくる。
即座に「やっぱ大丈夫です」と渋々諦めました。
俺なんかしたかな?と思うくらい怒られてる感じでした。後にこれはタイでは当たり前のことだと気づく。
初めてタイにきた当初はこういう日常生活のすごい細かいところでめちゃくちゃストレスを感じた。
食事が届いても虫が入ってたり、髪の毛が入ってて「チェンジ!チェンジ!」って言うけどまた「あぁ?」って聞き返してくる。
外食するだけでこんなに疲れるのー!?
と先が思いやられました。
押し寄せてくるストレス
先ほどは山ほどある常識の一例を挙げましたが全てを話したらとてつもない量になるので次にい行きましょう。
海外挑戦する人は自分の夢を追いかけてくる人が多いと思います。
僕がやっているオンライサロンO2からも何人かの海外挑戦者とプロ契約者が出ています。
そんな選手たちはサッカー面でも相当なストレスを感じることでしょう。僕もその中の1人です。
初年度、まず驚いたのは初めて練習に行った時のこと。
日本の常識で言えば初めてきた選手は自己紹介とはするよね?でもその日は普通に練習が始まり普通に練習試合が行われました。
え?名前は?ポジションは?
自分で何を言おうか英語であれだけ考えてきたのに。。。
もちろんチームメイトの名前も誰1人わからず。
そう。
海外に来たら”誰かが手を差し伸べてくれる”とは思わないことです。
全て自分から行動を起こさない限り、何も起きません。
その他にもいろいろ細かなストレスはあります。
まず練習に時間通りに行ってもまず始まることがなかったです。
常識で言ったら1時間前くらいに来て準備をして、、、と言う感じで練習スタートですが1時間前に行ったら誰もいない感じです。
無駄に30分くらいスマホをいじる時間を過ごします笑
こんなのありえない
1年中、日中は30度を超える暑いタイですが国土もかなり広いんです。
1部や2部のお金のあるクラブはアウェイ移動に飛行機を使いますが場所によっては空港のない県があり、バス移動。下部リーグのチームや経営難のクラブはどこまでもバスで移動します。
一時期、世界一過酷なリーグとしてJ2が取り上げられていましたがあんなの可愛いもんです。笑
僕が経験してること以上に過酷な経験をしている人が多くいると思いますが1年目僕がありえないと思ったのは
”バスの寒さ”
さっきも言いましたが1年中暑いタイですがショッピングモールや電車の中、カフェなどクーラーの効く公共の場はめちゃめちゃ寒いんです。
それを知らなかった僕は初年度の初めてのバス移動で暑いから大丈夫っしょ!という軽い気持ちで半袖半ズボンでバスに乗り込みました。
最初はあー涼しいなぁ。という感じでしたが1時間が経ち、2時間、、、3時間、、、やばーい!バスに乗ってから20℃全開のクーラーがかかりっぱなしなんです。
バッグの中からタオルを取り出して毛布がわりにしてくるまっていました。
さらにはバス移動21時間というのも経験しました。
最初の経験から長袖長ズボンは必ず持ち歩くようにしたので快適に寝れると思いきや寝ている途中にバコン!という揺れとともに起きることは珍しくありません。
日本みたくどこに行ってもインフラが整っているわけではないのでタイミングを逃せばトイレも長い間我慢しなければダメです。
想定外の範囲を狭くして想定内を大きくする
ちょっとどういうことかわからないっていう人のためにわかりやすくせつめすると、
自分の人生で起こった出来事が想定内、それ以外の出来事を想定外とします。
まだ若くて経験が浅かったり、海外に行ったことがない人の場合、その想定内の範囲がすごく狭いんです。すると想定外のことが起こった場合、焦ってりイライラしたりして自分の感情が揺さぶられてしまうんですね。
これってすごくストレスじゃないですか?
ストレスを日々感じながら生きているとサッカーにも必ず影響します。
例えば、恋人にフラれた日の練習はいきたいくないですよね?逆に告白が成功して晴れて好きな人と付き合えたときはウキウキで練習に行けますよね?
と言ったように人は日々の出来事によって感情が左右されます。
でも経験したことが起こった場合、自分の感情はほとんど動きません。
例えば、日本に住んでいれば震度2や3ほどの揺れはパニックになる程、心は乱れませんよね?いつも通り避難をして地震が収まるまで安全な場所にいれると思います。
ですがこれを経験したことがない人が震度2や3の地震を経験したら大慌てで家のそとに逃げると思うんです。
という風に海外では自分が経験したことのないことがたくさん起こります。
それを経験しているうちに自分の”想定内”の範囲が普通の人より大きくなるためちょっとやそっとの出来事が起こったところで心は動じなくなります。
海外挑戦したての選手とカフェなどにいき話をすると「聖矢さんって仏みたいに落ち着いてますよね」と言われることがあります。
これはただ単に経験しているかしてないかの差だけなので海外挑戦してしまった選手にはいずれ君たちもそうなれるよ。と言います。
日本にいたら経験できないような経験ができるため、自分の中の想定内は大きくなっていると思います。
そうなっていくとサッカー中、それ以外の日常生活でストレスを感じることがほとんどなくなり感情も乱れることがありません。
メンタル状態が安定していくことでサッカーの方のパフォーマンスも上がっていくため結果も自ずとついてきます。
苦しんだ海外挑戦1年目
僕が海外挑戦したときにはこういう情報がほとんどなかったからどうやってそれを乗り越えればいいのか相談する人はいませんでした。
自分で試行錯誤してトライ&エラーでやっていくしかなったんです。
でも時代は変わり、情報が飛び交っているので僕は実体験をもとに確実な情報を若い選手に届けたいと思います。
もし興味があったらLINE@に登録して連絡をください。
本気の選手しか僕は興味ないので本気でプロになりたい、海外で夢を叶えたい人だけ待ってます!
本気の選手には本気でぶつかっていきます!
そしてそんな選手をどんどん輩出していくために僕は新しいことにチャレンジをしていくつもりです。
僕自身に成長がなければ次の世代への言葉に説得力がなくなるためこういう活動をしていきながら若い選手からも学ばせてもらっています。
いつか全世界どこに行ってもオンライサロンO2メンバーがいるよね!という風にしたい。
そんなコミュニティを作っていくので皆さんでぜひ盛り上げていきましょう!
2020年もお世話になりました!ありがとう!
来年も刺激しあって日々成長するためによろしくお願いします。
小島聖矢