どっちの道が正解か?ではなく選んだ道を正解にする
先週末で前期が終わり、中断期間に入りました。
まずは前期の成績はこちら⬇︎

17試合6勝4分7敗、得点21、失点26、得失点差-5、勝ち点22
個人、15試合出場、2ゴール、3アシスト
18チーム中8位タイ
シーズンスタートして数試合したときに最下位まで落ちた時には先がすごく不安だった。
でもこのチームからオファーをもらい、自分で決断を出してこのチームとサインしたからには何がなんでもやるしかなかった。
・コロナの影響で短いプレシーズンだったこと
・最初の5試合はホームスタジアムが使えなかったこと
これがスタートダッシュできなかった1番の原因だと思っている。
その中で自分にできることはとにかくチームを活性化すること。
そこで自分が始めたのは練習後に自主練やジョギングをすること。
タイ人選手(特に若い選手)は自分から行動することが苦手だがみんな高い意識を持っているし本気でうまくなりたいと思っている。
でも周りに流されやすいというか集団で行動することが好きなので”誰かがやってたら”俺もやろうという気持ちの選手がほとんど。
だからこそ最年長である自分が練習後もグランドに残って”何か”をしていれば自ずと若い選手たちが自分のやりたいことができるだろうと思ったのだ。
その作戦は大成功。
僕と一緒にジョギングをしたいと言ってくる選手やFKをしていれば一緒に蹴ってくる選手。
または試合や練習でうまく行かなかったことを相談してくる選手まで出てきた。
なかなか試合に出れずうまく行かないことで半ベソになって相談してくる選手もいたので可愛くてしかたなかった。
時には一緒にお酒を飲んでワイワイすることもある。(これが結構大切)
巷でいうタイ人と仲良くなるにはまず”呑みニケーション”という言葉があるくらい笑
お酒を飲んだ時にスピーカーで必ず長渕剛のJAPANをかけて熱唱する。
とりあえずジャペーン!と誰でも歌いやすいし、日本人の曲っていうのがわかりやすいからこれをかけてるんだけどタイ人選手が僕をバカにしてくるときはジャペーン!って歌ってくるから可愛い。
ちょっと話は逸れたが作戦は成功してチーム自体もうまくいき出した。
僕がやったことはすごく小さなことだけどいいきっかけになったのかなと思う。
とはいえこのチームをここまで変えてくれたのは言うまでもなく監督とアシスタントコーチだ。
5試合が終わって1勝4敗。
その次の週から怖いくらい練習から厳しくなった監督のコーチング。
スモールコートのポゼッションやゲームを多く行うアユタヤは特に攻守の切り替えや球際の激しさが練習では重視されている。
それが少しでも緩んだら走らされたり、練習を止めて監督がゲキを飛ばす。
その姿に感銘を受けて自分も変わらないといけない。
だから先ほど言った作戦を行なったのだ。
監督の気持ちというのは本当に選手たちに伝わるのだなとつくづく思ったのがこの時期だったかな。
その後からホームスタジアムが使えるようになり、自分たちのサッカーを少しずつ確立していけるようになった。
気づいてみれば前期の最後は6試合負けなし(3勝3分)の8位で前期を折り返すことができた。
クリーンシートで勝てるようになったのが本当に大きな成長。
守備陣が身体を張って守ってくれてるので自分がもっとゴールを決めなきゃいけないのになかなか決められないのは悔しくて仕方ない。
実力不足が全てなのでまた中断期間で鍛え直していきたいと思います。
タイは前期と後期で全く違うチームが出てくるくらい移籍が頻繁に行われる国です。
すでに多く移籍の噂が絶えません。
後期が始まる時にどんな状況になっていても最高のパフォーマンスを出すためにいい準備をするのみです。
そのために何をすれば正解かは誰にもわかりません。
ですが自分で選択した道を正解にすることはできます。
シーズンが終わった時にアユタヤとサインしてよかった、自分のやってきたことは正しかった。
そう思えるような行動をしていくので今まで同様、応援の方よろしくお願いします!
まずは束の間のオフを満喫します。