海外挑戦

こんにちは。

海外挑戦すなわちトライアウトを受けに海外へ飛び立つことについて今日は書きたいと思います。

海外挑戦とは単に海外にプロになるためだけに渡航することではないと思っています。

そこにはサッカー以外での壁も多く存在するからです。

1、言葉の壁

サッカーはボール1つあれば言葉なんていらない。

よく言われる言葉ですがサッカーではコミュニケーションが最も重要な要素だと僕は思っています。

確かに“阿吽の呼吸”という言葉があるくらいサッカーでは見ることも大切ですがその前の段階で必要なのがコミュニケーションだと思っています。

それをいきなり克服しろなんていうことは誰にもできないので初めてトライアウトに行くのであれば少しくらい英語の会話を勉強するなり、現地のあいさつ程度を覚えていくようにしましょう。

それだけで全然変わります。

2、環境の壁

いくら日本でいい準備をして、いいコンディションを保っていても初めていく海外では間違いなく環境の壁にぶち当たるでしょう。

多くの選手は大学を卒業するタイミングで海外挑戦をすると思います。

日本は冬でとても寒い時期です。東南アジアに挑戦をする選手は常夏の国へと挑戦をします。

その温度差は約30℃。

それだけで身体がおかしくなると思います。

ヨーロッパに挑戦をする選手は温度差はさほど影響しないものの、多くの選手が長いフライトからの時差で寝ている時間帯に試合があったりするので身体が思うように動かないでしょう。

それに慣れるまでもすごく時間がかかります。

簡単に上げただけでもこれだけの環境の問題が出てくるので日本でいくらいい準備をしていても海外挑戦は簡単ではありません。

3、文化の壁

3番目は文化の違いです。

日本では週末に試合があり、試合の次の日が主にオフです。

一般の人のサイクルでは週末が休みで平日出勤というのが日本のワークスタイルですが海外では平日の途中で休みがあったり、夜の9時、10時とかから試合が始まる国もあります。

それに合わせて練習も木曜日が休みだったり、夜に行われたりします。

時差がある上にそれにも慣れ、さらにトライアウトで高パフォーマンスを見せなければサインはできない。

厳しい戦いですね。

これから海外挑戦する人は本当にいろいろなことを想定しなくてはいけません。

4、相談する相手

ですが、初めて海外挑戦する選手はこれらを想定することもできません。

想定できるのはそれを実際に経験した選手のみ。

なので相談する相手も重要です。

「海外挑戦したいです。」

それをまだ海外に行ったことも経験もしたこともない人に相談してませんか?

富士山をまだ登ったことない人に富士登山の相談をしてるくらい無謀な相談です。

そんな人は必ず遭難するかすぐに挫折をします。

ですので、相談する相手だけは絶対に間違えないでください。

海外挑戦を考え出す年齢を考えるともうみなさんは子供ではなく、一人の大人として、そしていちサッカー選手として決断をしなくてはいけません。

全ての決断をするにあたって自分の意思で選び、自分の目標だけに向かって突き進んでください。

いや、「監督に反対されたから」「親に反対されたから」

それだけで行かないという選択になるくらいの気持ちと行動しかしてないからみんな反対するんです。

選手本人が本気で覚悟を持って行動していれば誰も反対しません。

反対の言葉も出させないくらい本気になればいいんです。

それくらいの覚悟を持った選手だけがキャリアをスタートさせ、長生きしていきます。

海外挑戦とはそういうものです。

みなさんもプロになりたければ強い気持ちと覚悟を持って過ごしてください。

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